食事なんて自動的だ
みためも味も関係ない
栄養がとれたらいい
腐ってても毒が入ってても
ただ
運ばれてくるものをひたすら口にいれてのみこむだけ
流れ作業だ
次、から次へ、と
ぱしっ、
ぴた。
フォークを手ごととめられた
小さな手、弟と同じ歳の子供
「それ、変なにおいするよ」
そういって皿を避ける
そうだね、多分毒が入ってる
でもすごくうまく誤魔化してあるみたいだけど
犬みたいな鼻だな
あ、しかし勿体無い
食べなきゃ
「大丈夫。俺身体丈夫だから」
「でも」
「なに?」
「うーん…」
「邪魔しないでくれないかな?」
身体に食べ物を与えなきゃ
もっと良く動くように
長く体力がもつように
たくさん【仕事】がこなせるように
俺がやらなきゃ オニイチャンなんだし
ゾルディック家の
「そんな顔して食べるの、みてられないよ」
「俺は元々こういう顔なんだけど」
「でも」
「だからなに?」
「きっとおいしくないものよりおいしいもの食べたほうがうれしいよ」
オイシイってなんだ
ウレシイってなに?
「じゃあ教えてよ。」
「へっ?」
「オイシクてウレシイもの」
かたん
立ち上がる
握るものをフォークから子供の手にかえて
「さあいくよ」
「えっ、あ…うん。」
子供が考えつつ頷いたのでそのまま部屋をでようとしたら
いつの間にいたのか、友人が入り口で酷い殺気を放っていた
「やあヒソカ」
「や★どこにいくんだい?」
「ゴハンを食べに。」
「キミが今つかんでるのが、一番のご馳走なのに◆」
「オイシクてウレシイ…ゴチソウ?」
見下ろすと困った表情で子供はうろたえていた
------------------
此処はどこ(笑。
どっかの街の食事処ということで
真面目なゴンとそれなりに考えるイルミとKYな上に親父みたいなことをいいだすヒソカとそれについて真剣に考えるイルミとドン引きのゴン…でした(ナニソレ。
PR