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2025/06/18(Wed)22:43
アカ◆ムクのネタ帳みたいなもんです。 マイナー過ぎる故HP作成は諦めたものです。 【カップリング一覧】(HxH)ヒソゴン、イルゴン (シャーマンキング)ハオまん、蓮まん (悪魔くん)二世X埋れ木、松下X埋れ木 (鬼太郎)鬼太郎Xねずみ男、戸田鬼太郎受 (封神)太公望X王天君、楊ゼンX王天君 (聖☆おにいさん)神X仏、仏受 (テニプリ)リョ乾... その他思いつき次第増えます。 メッセージはコメントか、拍手にて。 お返事は記事にて返します。
2025/06/18(Wed)22:43
2009/10/21(Wed)03:37
気がついたら そこは見慣れた暗い部屋だった
ずっと俺は此処に暮らしていたはずなのに
何故だかひどく黒く冷たく感じる
「よォ、キルア。気分はどーだ?」
目の前に太ってる方の俺の兄貴がいる
「ミルキ…俺さ、いつからここにいんの?」
俺の質問を間抜けと思ったかミルキはにやりと笑った
「バカだなお前。なんにも覚えてねぇの?」
兄貴と母親を刺してハンター試験を受けようとした俺は
試験を受ける前にもうひとりの兄貴、イルミに捕まって強制送還されたらしい
「イルミのアニキもハンター試験受けてて助かったぜ」
「なあ、お前ハンター試験また受けにいきたいか?」
「…別に。まあこの家はでたけどね」
「そうか。じゃあイル兄の部屋にいってみろよ。 呼んでるから、それによってはお前外出てもいいってよ」
「えっ、マジ?」
頑なな兄がそんなこと嘘でもいうだろうか、そう思いつつもやはりでられるものなら外へと出たい。
半信半疑のままキルアは独房を飛び出しイルミの部屋へと向かった。
コンコン、
とりあえずドアをノックする
返事がない
「ひとを呼びつけといて留守かよ」
とりあえずドアをあける
みたこともない奴が兄貴の部屋の真ん中にたっていた
見知らぬこども
黒いメイド服が目を引いた。
メイドなんてうちにはいない。オマケにこんな幼い子ども・・・
血色のいい肌にツンとたった黒い髪を強引にカチューシャで押さえ込んでおろしていて、意思の強そうな眉の下には焦げ茶色の瞳
歳は俺と同じくらい
俺なんかよりずっとタフで健康そうなのに
瞳の奥がみたことないほど暗く、真っ黒で吸い込まれそうだった
「……お前誰だよ」
ゾルディック家には例は少ないが侵入者かもしれない、と身構えると
そいつはにっこりと微笑み恭しくお辞儀をした
「初めましてキルア様、イルミ様の専属でお世話をさせていただいているものです。」
どこかできいたことのあるような声でそいつはそういった。
どうやら召使らしい。
あの兄が、専属の? しかもこんな子どもの。
わざわざ執事専用のスーツがあるのにこんなものまで着せて
「信じられねぇ・・・・・」
疑問ばかり浮かぶは目の前のそいつはにこにこしたまま落ち着いている。
と、そこへ
「キル、もうきてたのかい?」
声がして振り返ると気配に気付かないうちに兄がたっていた
相変わらずぞっとする、そう思いながらも平然を装いへらっと笑ってみせる。
「まあね。 ところでコイツ何?」
「俺のメイドさん。 今、初めて会ったの?」
「あったりまえだろ。俺さっき目が覚めて目の前に豚くんしかいなかったんだから」
「そう。」
少し黙っていたがイルミは満足げでそれがなんだか気に入らなくてキルアは眉を寄せた。
「なんだよ。なんかあんのかよ」
「別に。 うん、合格だよ。キル、お外にでてもいいよ。」
「マジで! 兄貴いつからそんなものわかりよくなったんだよ。」
「でも念を俺から学んでからだよ。」
「念・・・?」
はじめてきく言葉に首を傾げると
ますます機嫌がよさそうにイルミが頷いた。
「まあそれはあとで俺と親父から説明するよ。 呼んだのはこの子を紹介したかっただけだから。いっていいよ」
そういうとイルミは追い出すように俺を部屋からだしてパタン、とドアを閉めた。
「ったくなんだったんだ・・・・・」
ドアの向こうにいる兄貴、とメイド
そういえば名前もきかなかった気がする。
歳が同じくらい
「アイツは・・・トモダチになってくれっかな」
きっとなってくれる、いや絶対。
アイツは俺のトモダチだ
ふとそんなことを何故か強く思った。
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本当は念も覚えてるしハンター試験も最後まで受けたのにお兄様が針で記憶をなくした模様。
針でそんなことできるのかとかはもうほっとけ。
ゴンが着てるメイド服はミルキです。
イルミの思いつきでキルアの近くにいさせながらゾル家でコキ使ってやろうという話を
何をどう勘違いしたかミルキさんはイルミが趣味でゴンをさらってきたもんだと思い
気をきかせてメイド服(しかもレトロなロンスカのやつ)を用意してくれたみたいです。
No.32|HXH駄文(ゴン受)|Comment(0)|Trackback