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誰かのための神様

アカ◆ムクのネタ帳みたいなもんです。
マイナー過ぎる故HP作成は諦めたものです。

【カップリング一覧】(HxH)ヒソゴン、イルゴン
(シャーマンキング)ハオまん、蓮まん
(悪魔くん)二世X埋れ木、松下X埋れ木
(鬼太郎)鬼太郎Xねずみ男、戸田鬼太郎受
(封神)太公望X王天君、楊ゼンX王天君
(聖☆おにいさん)神X仏、仏受
(テニプリ)リョ乾...
その他思いつき次第増えます。
メッセージはコメントか、拍手にて。
お返事は記事にて返します。

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2025/06/18(Wed)22:49

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虹色の天使(ヒソゴン。

2009/11/02(Mon)04:22


たとえ極上の天使だって◆

羽をもがれたらただのひとだ、


君の顔も忘れちゃいそうだよ



「俺、ヒソカが好きなんだ」

予想だにして無かった言葉になんとなく、口が軽くあいたまま声もでず

予定より早い告白に拍子抜けする。

「それは、どういう意味かな?♪」

笑って顔を近付ければ、以前のように押しのけようともしなかった。

ああ、なんだ

そうなのか

「好きなんだよ。」

君も結局、  ただの人   か。


「なんだ、がっかりだなぁ★」

そっと離れて髪をかきあげる

もっと長く遊べると思ったのに。

「がっかり?」

きょとんとする黒い瞳、今は何の魅力も感じないよ

「うん★ 君はもう、いいや」
「どーいうこと?」
「僕は別に君と恋人になりたかったわけじゃないんだよ」

子どもにはきっと わからないと 思うよ

「じゃあ俺とヒソカはコイビトにはなれないの?」
「そうだね♪ なりたいのかい?」
「うん。だって好きだもん。」

やっぱり同じなんだね、つまらない

「じゃあ、僕のオニンギョウになってもらおうかな★」

また増えるお人形さん。壊すためだけの、もういらない、道具。

君もそんなコレクションのひとつになるんだ

好き、なんて感情 本当にくだらない

だってそんな言葉ひとつのために何もかも投げ出すんだろう、

君も



「いやだ。」

「・・・・・◆ 」

投げ出さないわけね、それは意地?
ますますつまらない

「じゃあコイビトにはなれないなぁ」

わざとらしくためいきをつくとこっちをじっとみたままはっきりいった

「それもいやだ。」

「無理★」

「やだもん」

「駄目♪」

「でも俺はヒソカのこと好きだからずっとつきまとうよ!仕返しだよ!俺もっと立派になってヒソカに逃げられないくらい強くなっちゃうよ」

「それは面倒くさいなあ◆」

「でしょ。」

「・・・あのね、僕はもう別に君を好きでもなんでもないんだよ?」

なんだかほんともう面倒になってきちゃったなぁ、


「それは仕方ないよ。 でも俺、考えがあるんだ」


でも

「・・・・なんだい?」

なんだかその顔をみて

少し、興味が沸いて来てしまう


「耳かしてよ」
「はいはい◆」

少年に近寄ると声をひそめていったんだ


「         、              。」




ああ!なんて君は興奮させてくれるんだろう!!

今すぐ思い出すよ、

僕の極上の天使


---------------------------------------------
改めて色々みたり読んだりしたらヒソカってやっぱり奥が深い気がした。
ゴンもね。
ヒソカはちょっかいだしまくってて、ゴンがふりむいたらきっとヒソカはあきるし
ヒソカもそれまでのひまつぶしだと自分でも思ってる感じなの。
でもゴンはやっぱりそんなヒソカの予想をぶっ壊して
ふりむいてしまったのに、もっと惹きつけていくと思うんだよねぇ。
そういう初心に戻ったつもりでこうなりました。
もっと精神的なつながりとかを考えていきたいなぁ。

タイトルは某バンドの某曲から。
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No.40|HXH駄文(ゴン受)Comment(2)Trackback

コール!!(ヒソゴン

2009/10/29(Thu)11:23


あれから会ってない

随分と



「僕だよ◆」



ある日

声だけが届いた




また随分と強くなったみたいだねぇ★


わかるの?


声でもねぇ、わかるんだよ。あと勘☆


かん…


奇術師に不可能はないからね◆
ああ…でも強くなったけど深くもなったね


深い?


うんふかぁい、ふかいキミのソコ。僕は潜りたいなあ

なんてね、と少し笑った


気持ち悪いなあ、なんて思い出したつつもどこかなんかほっとした

最近まわりで誰かが笑ったりしただろうか

殺伐として死と隣り合わせで

たくさんの命がなくなってて

さらにまたたくさんの命がなくなろうとしていて


カイトも、


このままだとみんなも


キルアも



いやだ


そんなの







ゴン★
いいことを教えてあげよう♪

誰も死ぬのをみないですむ方法があるよ◆




そんなのわかってるよ





「ヒソカ、またね」



このまま眠り続けることじゃない



起き上がってアイツをぶっ飛ばすことだ




俺はやらなきゃ、



---------------------------------
あらら中途半端なような。
「」使わない会話をかくことのなんと楽なこと!

今日はヒソイルゴンプリクラ撮れるチャンスなので興奮気味です。
いってきまーす★

No.39|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback()

ココアのおいしい喫茶店(イルゴン

2009/10/27(Tue)05:38


何故、同じ空間に今彼といるのだろう
 

そう気まずく思いながらゴンは視線をぐるりとめぐらせてあたりをみた
 

何の変哲も無い喫茶店。
 

これはゲームの中だ。
 

ゴンの父、ジン=フリークスが作ったゲーム
 

グリードアイランド。
 

何故、そこに彼がいるのだろう。
 

目の前でティーカップ片手に外の景色をみてる イルミ=ゾルディック


キルアの兄。


暗殺一家の長男


 

「のまないの?」


ふと視線をこちらに戻したイルミがゴンの目の前においてあるマグカップをみてつぶやくようにいった。


「せっかく奢ってあげたのに。」


「の、のむ。のむよ」


ゲームで、しかも店で出されたものだし流石に毒はないと思いつつも
相手が相手だけに妙に緊張しながらカップの中のココアをのんだ。


「おいしい・・・」


あたたかくて甘いのみものにほっと感想を漏らす。


「よかったね。」
「あ、うん。ありがとう。 ココアすきなの?」
「いや。すきなのはキルだよ。」


彼の飲んでいるのはどうやら紅茶のようだった。


「・・・・」
「   」


先ほどから微妙に始まってはすぐに終わる何度目かの短い会話にゴンはそっとため息をついた。



キルアと街の探索をしながらレアなカードをみつけられるか勝負しようと決めて、キルアと分かれた途端に
図ったかのようにイルミは現われた。


「やあ、」
「え、・・・イル・・ミ・・・?」
「そうだよ。」


「・・・・」
「   」


軽く手をあげる彼にどうしたらいいかわからず黙ってしまっていると
イルミが近くの店を指差した。


「喫茶店、」
「え?」
「ここ、喫茶店なんだ」
「へ、へぇ・・・・」
「おいしいココアがあるんだよ。」
「そ、そうなんだ」
「だからはいろう」
「うん・・・え、え??」


というなんともいえない流れで連行された喫茶店。
気まずい上にこんなときに限ってひとりだ。


とりあえず殺意は(今のところは)感じないので心を落ち着かせてイルミと話をしてみようと今日何度目にもなるである挑戦を再度試みる

「イルミは、なんでこのゲームに・・・?」
「仕事だよ」
「キルアを連れ戻しにきたの?」
「だから仕事だっていってるだろう。キルは親父が何かいうまではなにもしないよ」


紅茶を少しのんで頬杖をつくと漆黒の夜を思わせる黒髪がさらりと流れた
綺麗だな、と思わず思う。 それはまるで女性のようで少しみとれてしまう。


「キルは・・・」
「え?」
「キルは・・・元気?変わったところとか特にないのかな」


頬杖をついて視線はまだ残る紅茶にそそがれたまま、イルミがぽつりという。
色々酷いことをしてはいるが兄心はやはりあるのだろう、とゴンは察して笑顔になった。


「うん!元気だよ!」
「そう・・・まだ、とれてないのか。」
「え・・・・?」
「そう、ならいいんだ」


一方的に会話を終わらせられて、ゴンは少し眉を寄せた。
わからないけどなんだかいやな予感も感じる


「うれしそうだね」
「そう?わかる?」
「いやな感じがする」
「そこまでわかるの?やっぱり君は危険だね。」


のみかけの紅茶を残して、イルミは立ち上がってゴンを見下ろした
一瞬だけ、ゾクリとするほどの殺気を放つ
が ほんの一瞬だけ


「殺してしまいたいけど・・・ここでも邪魔が入りそうだ。それなら・・・」
 

つまらなそうにそういうとゴンの手を引いて店をでた
 

「な、なに?」

「うん、よし。ここならみえるだろう。」

店の入り口の前にたって、イルミはゴンと向き合った
それからゴンの頭に軽く手を置くと少し姿勢をかがめた

「目、閉じてなよ。」
「え、うーん・・・」

どうしていいかわからないまま
殺気はないようなので目を閉じる


「・・・・・」
「   」

唇に触れた感触がして慌てて目をあけて飛びのいた

「っ・・・・・!」
「なに?」
「なにって・・・そっちこそ!なんだよ!」

多分、キスしちゃったんだ イルミと

そう思うと何故、とかこんなところで、とか
恥ずかしいやらわけがわからないやらで
顔が熱くなるのを止められなかった


「目、途中であけたら駄目だろう。 まあ、いいか。それじゃあ、またね。」

混乱するゴンの目の前で手を振ってみせるイルミ

次の瞬間には跡形もなくいなくなっていた。


「なんだったんだろ」

唇に触れたそれは微かだけどあたたかった


自分とは全然違う生き物なのだ彼は、と思っていたのに

なんだか急に近付いた気がして ざわざわした。





 

ゴンがいる場所から少し離れた道にでたイルミは飛んできたカードを片手で受けとめた。


「手はださないでおくれよ◆」


建物の影からでてきたのはヒソカで、イルミはひょうひょうとしながら やあ、と手をあげる。


「手はだしてないよ。 今回は口だったし」
「そういう問題じゃないよ★困るんだよねぇ、あの子 動揺してるじゃない」
「動揺?なんで?」
「・・・・・◆ にくい男だね君は。 まあ、ゴンはまだ僕のだから★許してあげる♪ただし、次は許さないよ」


すっと目を細めたヒソカにイルミは不思議そうに首を傾げるだけだった。


「っていうか君もきてたなら会いにいけばいいじゃない」
「僕も会いたいんだけどねぇ★それはまたあとでのお楽しみなの♪ 僕は僕のお仕事しなくちゃ」
「そう、 じゃあ俺も仕事だから」
「じゃあまたね★」


風のように去る別れ際にイルミはちらりとだけヒソカに視線をやった。



「好物は最初に食べてしまわないと、なくなるものだよ ヒソカ」


----------------------------------------
GIにアニキがきていたら、妄想でした。
酷い捏造w
ヒソカとかビスケに会う前あたりの設定で。
わざとイルミはヒソカにみえるようにゴンにちょっかいだしました。

ミュージカル曰くヒソカは好物は最後に食べるほうでイルミは最初に食べるほうらしいので
イルミはどんどん押していって、ゴンが動揺していってしまえばいい。
ヒソカは我慢してるのにあーもう!みたいな。
たのしみを横取りしないでよね!みたいな。
イルミはゴンおいしいし、ヒソカおもしろいしみたいな。
 

No.38|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback

平行線の間に(イルゴン

2009/10/27(Tue)05:32


二つ並んだ点が、伸びてって線になる。

二つ並んだ線は、交わる事は無い



平行線



どこまでいっても




「俺は闇なんだ、そんで きみは光」
「そんなことないよ。 俺にはよくわからない」

座って抱え込んだ小さな身体

ゴン=フリークス

弟の・・・トモダチ

知人、ヒソカの・・・青い果実

俺にとっては 邪魔で今後危険因子となる存在



ひとにこういう風に意識して触れることはあまりないので微妙な感覚だけど悪くはない

触れる肌が妙にあたたくて気持ちが悪い気もしたが

「俺はヒソカとは違うんだよね。徹底的な闇なんだ。」
「だから、よくわからないってば」

黒くて少しかたい髪を撫でると少しおとなしくなった

弟たちとは違う、でもペットのミケでもない感触

「ヒソカは虫だと思うよ」
「なにそれ」
「闇にも属せるし、光も求める。」
「うーん・・・」
「まあでも虫なんて光を求めたって最後には死んじゃうわけだけど」
「・・・きらいなの?」
「虫なんてきらいだね。家とかに沸いてでたら即効で殺せるし、殺すよ。」
「ヒソカのほう・・・」
「どっちでもないよ。 殺せるか殺せないかでいうと、今は殺せない だけど」
「・・・そう。」

ヒソカはきっといつかこの少年に関わることで死ぬだろう、と思う。

この少年に殺されるか、この少年を何かから庇って死ぬか

もしかしたら少年を殺した上で 自分も死ぬか 腑抜けになってどうでもいいやつに殺されるか

弟も、キルアもきっとそうだも思う。

キルは闇だったのに いつからかそれを羽に模して光へと向かっていってしまった。


「俺は、君に関わることで死んだりしないよ」
「・・・うん、」

思い切って手を握ってみた
傷つけること以外の動作はあまりわからないのでできるだけ気をつけないと骨を折るだろう
ひとに触れることを意識しすぎるとなんとなく身体がこわばる気がした

殺しやただの欲の捌け口や何かに利用するためではない目的で、他人に触れるなんて


「うーん・・・難しいな」

手を握ったつもりなのになんだか変なかたちになってしまった。

まあいいかな。


「イルミ、離して」

相手にいわれてやっぱり変だったかなぁと思ってぱっと手を離すと今度はゴンが俺の手を握った
しっかり握ってしまうと 反射で多分つぶしてしまうのを知っているから
俺の小指だけそっと包むように

「やっぱり変は変だよ。それ、」
「でもいーじゃん。さっきよりマシだよ」

えへへ、と笑った


本能が「殺したい」と「触れてみたい」を同時に鳴らしている

無理だよ

色々と考えたけど

両方同時はやっぱり無理だから俺はなにもしないし、できなかった

殺すのも、無理だし

触れるのも、無理だった



いつのまにかゴンは俺の胸のところに頭を預けて眠っていた

「なんかあったかくて気持ち悪いよ」

しかも俺の指をしっかりと握ったまま





きっとこのまま

この平行線は一生まじわらないけれど

このままもうすこし、君と並んでいたい

交わらない 平行線で


----------------------------------------
箇所箇所が恥ずかしい。
スキンシップへたくそなアニキがかきたかっただけ。
手をつなごうとしてもらきっと右手で右手をつかんだり、変な角度になったりすればいい(何それ。
イルミとゴンはヒソカとゴンよりもっと遠い。本当になんか共通点が無い光と闇みたいなところが萌えると思う。

No.37|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback

林檎の気持ち(イルゴン?

2009/10/23(Fri)14:41

 

口にいれた覚えもないのに、

その赤い実が胸につっかえてる気がする夢。

くるしいんだ

 

 

箱に入ったいくつかのお菓子

芳ばしい香りと甘い匂い

すぐにちびどもが寄ってきた

下の弟3人揃って欲しそうな顔をしてうろちょろ

「イル兄、ちょーだい」
「イルミおにいさま、欲しいです」
「いいよ別に、いらないし」

小さな手がひとつずつお菓子をとっていく

駆け出すこどもは自由にみえる

俺もまあ不自由は何もないけど、


そこへすぐしたの弟もやってきた

「イル兄のおやつ、俺にくれよ。」
「いいよ。」

今度は残りを全部持っていかれた

俺が貰ったのに
俺はひとつも食べてない

どうでもいいけど
少し勿体なかったかなあ


歩いていくと

大きな木の下に知りあいがいた

「やあ◆」

手には真っ赤な林檎を持っていた

「それ、くれない?」

別に空腹ではなかったけど、なんとなくそういってしまった

彼は笑って首を横に振る

「これはダメなんだ★」
「どうして? 林檎はこんなにいっぱいあるのに」

みあげればそれは林檎の木だった

「これじゃないと、ダメなんだ♪」
「ふぅん、」

じゃあまあ別にいいけどね、と俺は木から適当な林檎をひとつもいだ。

しゃり、と齧る。

何の味もしなかった。


林檎なんかいらなかった。

俺はヒソカの林檎が欲しかったのに。

 

夢は夢

すぐに覚める 覚めればどうせすぐ忘れてしまう

どうでもいいけど

その赤い実をひとくちでいい、

俺もかじることができたなら

このつまらない夢から覚めることができるのかな

どうでもいいことなんだけど



-------------------------------------

みどころは、お菓子の過半数をもっていったミルキ。
イルミはゴンがゴンだから欲しいというよりヒソカのゴンだから欲しがってほしい。
キルアのゴンだったら殺したい。クラピカ・クロロのゴンだったらどうでもいい、的なね。
ヒソカはゴンは誰のものでもないし誰のものにもならないから欲しいのにね。ぐるぐる。

かきながら赤い実はじけた を思い出して心底寒くなった。
兄貴の胸で赤い実はじけたんでしょうか。大事件というより怪事件だ。
 

No.35|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback

イルゴンパロ連載00

2009/10/21(Wed)03:37



気がついたら そこは見慣れた暗い部屋だった

ずっと俺は此処に暮らしていたはずなのに


何故だかひどく黒く冷たく感じる

「よォ、キルア。気分はどーだ?」

目の前に太ってる方の俺の兄貴がいる

「ミルキ…俺さ、いつからここにいんの?」

俺の質問を間抜けと思ったかミルキはにやりと笑った

「バカだなお前。なんにも覚えてねぇの?」

兄貴と母親を刺してハンター試験を受けようとした俺は
試験を受ける前にもうひとりの兄貴、イルミに捕まって強制送還されたらしい

「イルミのアニキもハンター試験受けてて助かったぜ」

「なあ、お前ハンター試験また受けにいきたいか?」
「…別に。まあこの家はでたけどね」
「そうか。じゃあイル兄の部屋にいってみろよ。 呼んでるから、それによってはお前外出てもいいってよ」
「えっ、マジ?」

頑なな兄がそんなこと嘘でもいうだろうか、そう思いつつもやはりでられるものなら外へと出たい。

半信半疑のままキルアは独房を飛び出しイルミの部屋へと向かった。

コンコン、

とりあえずドアをノックする

返事がない

「ひとを呼びつけといて留守かよ」

とりあえずドアをあける


みたこともない奴が兄貴の部屋の真ん中にたっていた

見知らぬこども

黒いメイド服が目を引いた。

メイドなんてうちにはいない。オマケにこんな幼い子ども・・・

血色のいい肌にツンとたった黒い髪を強引にカチューシャで押さえ込んでおろしていて、意思の強そうな眉の下には焦げ茶色の瞳
歳は俺と同じくらい

俺なんかよりずっとタフで健康そうなのに
瞳の奥がみたことないほど暗く、真っ黒で吸い込まれそうだった

「……お前誰だよ」

ゾルディック家には例は少ないが侵入者かもしれない、と身構えると

そいつはにっこりと微笑み恭しくお辞儀をした

「初めましてキルア様、イルミ様の専属でお世話をさせていただいているものです。」

どこかできいたことのあるような声でそいつはそういった。
どうやら召使らしい。

あの兄が、専属の? しかもこんな子どもの。
わざわざ執事専用のスーツがあるのにこんなものまで着せて

「信じられねぇ・・・・・」

疑問ばかり浮かぶは目の前のそいつはにこにこしたまま落ち着いている。

と、そこへ

「キル、もうきてたのかい?」

声がして振り返ると気配に気付かないうちに兄がたっていた
相変わらずぞっとする、そう思いながらも平然を装いへらっと笑ってみせる。

「まあね。 ところでコイツ何?」

「俺のメイドさん。 今、初めて会ったの?」
「あったりまえだろ。俺さっき目が覚めて目の前に豚くんしかいなかったんだから」
「そう。」

少し黙っていたがイルミは満足げでそれがなんだか気に入らなくてキルアは眉を寄せた。

「なんだよ。なんかあんのかよ」
「別に。  うん、合格だよ。キル、お外にでてもいいよ。」
「マジで! 兄貴いつからそんなものわかりよくなったんだよ。」

「でも念を俺から学んでからだよ。」
「念・・・?」

はじめてきく言葉に首を傾げると
ますます機嫌がよさそうにイルミが頷いた。

「まあそれはあとで俺と親父から説明するよ。 呼んだのはこの子を紹介したかっただけだから。いっていいよ」

そういうとイルミは追い出すように俺を部屋からだしてパタン、とドアを閉めた。


「ったくなんだったんだ・・・・・」



ドアの向こうにいる兄貴、とメイド


そういえば名前もきかなかった気がする。

歳が同じくらい


「アイツは・・・トモダチになってくれっかな」

きっとなってくれる、いや絶対。

アイツは俺のトモダチだ


ふとそんなことを何故か強く思った。

--------------------------------
本当は念も覚えてるしハンター試験も最後まで受けたのにお兄様が針で記憶をなくした模様。
針でそんなことできるのかとかはもうほっとけ。

ゴンが着てるメイド服はミルキです。
イルミの思いつきでキルアの近くにいさせながらゾル家でコキ使ってやろうという話を
何をどう勘違いしたかミルキさんはイルミが趣味でゴンをさらってきたもんだと思い
気をきかせてメイド服(しかもレトロなロンスカのやつ)を用意してくれたみたいです。
 

No.32|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback

雨降慕情(イルゴン?

2009/10/19(Mon)17:00


ほら、

みえるみえる

少年には降り注ぐであろう

沢山の雨 あめ

 

すべての少年にそうであるように彼もそうだった


ずぶ濡れになってはまた歩く
歩かざるを得ない

己もそうだったし、今もそうで有るかも知れないので 解る

その雨の冷たさも、心細さも

遠い昔にそんなものはなくしてしまったけれど
記憶としてはやはり在る

俺は弟をとてもかわいがっていた
だからこそ、部屋に囲って雨ざらしになんかしなかった

本人の意思は関係ない、血のサダメとかいうやつと 俺がそのほうがいいなと思ったから

でも
その少年は、雨の向こう側から きた

俺よりも弱く、弟よりもおそらく弱いであろうその少年は

びしょ濡れだというのに微笑んでいた
一瞬、雨がやんでいるのかと思った

すぐに 弟は気がついて
俺の部屋の出口をみつけて
自分で鍵をはずして出て行ってしまった

そんなもの、どこにあるかなんて俺も忘れてたっていうのに

少年の手をとって笑う弟
まるで晴れて虹のかかった空の下のよう

相も変わらずそこは雨ざらしだというのに!

困ったな


少しだけ羨む

そして少し恨む

振り返るくらいしなよ、キルア

この血の繋がった薄情者。


なのにこっちをみて笑ったのは黒い髪の少年で

「イルミ、」

名前なんか呼ばれても、手を差し伸べられても困る

俺は長男なんだから
この足は闇の家に根を張ったままの自由

それでもまだ名前を呼ぶんだね

「いいよ、そう じゃあ なら」

守ってあげよう

その小さな姿に降り注ぐものが
雨であろうが、たとえば真っ赤なトランプだろうが

触れることさえ許したくない

この手で 必ず、

 

----------------
消化不良気味だけどとりあえず終わらす。

イルミは青少年。
20代前半はまだまだ実は不安定なもんじゃないかなぁと期待する。ブレてくれないんだけどねぇ。ブレブレでいて欲しい。

守ろうとする愛が凄い好き。
イルゴンにはSMとか拷問みたいなんが多いけど、優しさを求めたい。
あの鉄仮面をゴンに変えて欲しい。
 

No.26|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback

ひとりごと(ヒソゴン・・?

2009/10/19(Mon)16:58


その、小さな身体はハニーミルク

少しずつ啄ばむように口付けよう、

いっぺんに口にいれたら甘さに溶けてしまうからね★

 


「ゴン、おはよう♪」

あ、あ

朝から晩まで一緒にいよう

白いシーツと布団の間から覗く健康的な焼けた肌が眩しい寝起きの君
僕は少しだけそのやわらかな肩に触れるんだ

「ゴン、起きて。」

起きないとイタズラしちゃうよ◆なんて言葉はまだ早いかな

耳元で囁くように名前を呼ぶと黒い瞳がこっちをみてまだ眠そうな表情、かわいいね
興奮するよ★
「あとごふん、」とだだをこねる甘い声

でもね

「ダメ♪」

朝のコーヒーはキミがいれてくれなきゃ飲む気にならないよ
その代わり、ディナーは僕が用意しよう
特別なものをね
もちろんデザートはキミ★

お昼になったら散歩をしよう

花や虫や、動物の集まる森を歩けば
自然が大好きな君はとてもよろこびすぐにすべてが友達になるだろう

君を危うくする毒や爪や牙をもったものは、僕が全部殺してあげるからね
その道が素足で歩けるように

夕方になったら本を読もう
君の知らない話ばかりだと思うよ◆
何しろ僕の作った物語、すべて君と僕しかでてこないシアワセなお話♪

よくきいて、理解してくれたら
シャボンのお風呂に入って待っててね
泡でやわらく包まれていいにおいの君

用意ができたらディナーにしようよ
僕が作った最高のご馳走でおもてなしで君が満足してくれたなら

夜のおたのしみに洒落込もう
白いシーツに寝転んだなら、そこはもうファンタジーの世界かもしれないねぇ
天使みたいに無邪気な天使が小悪魔みたいに僕を魅せる★

小鳥のさえずりよりもかすかで、かわいらしい声が聞こえるんだ

そして僕の名前を何度も呼び

「……ヒソカ、」

何度も、

「ヒソカ、」

呼び…


「ヒソカ、いい加減にして欲しいんだけど。」

 

「なんだいイルミ?◆」
「トランプタワー組み立てながら、変な妄想口にするのやめてくれない? 全部きこえてるし」
「誰かにきいてて欲しくてねぇ♪」
「気持ち悪いよ」
「…★」

 


-------------
極度の甘さは猛毒。
妄想落ちが限界でした。
とりあえず途中でとめずに後まで聞いてからやっとツッコミをいれるイルミさん←

ひとはどこまで恥ずかしく痛くなれるのか、でした(オイ。

No.25|HXH駄文(ゴン受)Comment(0)Trackback

夢を見る人(ヒソゴン。

2009/10/17(Sat)03:24


夢、なんかずっとみないで過ごしてきた

つもりだったんだけど ねぇ

本当はみていたのかも、しれないね



「悪い夢でもみてたの?」

「・・・・・・・夢、ねぇ◆」

ゴンに訪ねられ、

ヒソカはトランプを手にとった









暗闇にいた

特にどうともない、自分が過ごしている世界

いつもと変わらない暗闇だった

それが一瞬で真っ白な世界になり、眩しさに身体の反射が目を細めた

両手が異様にあたたかかった

一度目を閉じてから手元をみる


目にうつるたくさんの 血

ただ、血には違いないのだが真っ黒だった

夢だからかもしれない と、冷静に脳の隅に思考が過ぎる

それとは反対に心臓がいままでないほどに早く脈打っていた


ドクン◆ ドクン、


どくん。



みるな と 本能が警報をならしているが
自然な流れで目線が床に落ちる

見覚えのある服、 鞄、釣竿

全て黒く塗りつぶされている




震える指先で確かめるように触れた

冷たく  染まった 足、指先、頬・・・


ああ 間違い無い・・


「ゴン、」


誰に確認するでもなく名前を口にした


「ゴン・・・ゴン、ゴンじゃないか。ねぇ・・・ごん、ごん・・・っ、ゴン・・・ゴン、ゴン…ゴン・・・ゴン、ゴン、ゴン・・・おい、ゴン・・・ごん、 ゴ・・」

溢れてくるのは涙なのか感情なのかオーラなのか声なのか何が何だかわからなかった

自分の右手が左足に感じ、脳は背中にあり、目はきっと足の裏にでもあるような

身体がバラバラになっているのは

目の前、の

黒髪の 子ども

なのに

なぜ・・・・・・?

そんな気がするんだろう


「ぁ、」


そして小さくなった彼の身体の一部たちが次々に白い世界に溶けていった


「・・・・・・あ、ああ・・・・」


ヒソカは両手で目を覆った


自分は何者だったろう、

今は化粧をしていただろうか
髪は?あげている?
そもそも髪の色は?目の色は?
何を着ている?
肌の色は?性別は?
名前は?誕生日は?出身地は?生まれた国は?
今は何時だ?ここはどこだ?なんだ?どういう意味?

すべてがほどけて中身が穴へと転がり落ちいくような

そんな








「ヒソカ?」



「     」


やわらかで少し高いその変声期前の少年の声で目が覚めた


心配そうに眉を寄せてこちらをみている

こっちはいつでもそっちを殺せるというのに、相変わらず


無邪気、な。


「悪い夢でもみてたの?」

首を傾げるゴンをみながら顎に手をあてて少し考える

「・・・・・・・夢、ねぇ◆」


意識することも考えることも特になにもないんだけれど、
とにかく夢はみた

思い出すのも億劫というか、気が乗らなくて
手元にあったトランプを軽く切って頭をゆっくりと回転させる

この少年と生活をともにし始めてそういえば結構たつ気がする

月日なんて数えだすと面倒だから忘れたことにはしているけれど、

ともに旅をしている 今は

同じ宿、同じ部屋 同じベッドの上で

少年・・・ゴンがじっとこちらをみていた

「なんだい?◆」

ヒソカはとりあえずいつもどおりを装って笑ってみせた

夢の現実の境でまだ視界が少し歪む気がする


小さい手が頬に触れる


あたたかい


日差しのようだと 思わず目を細めた

少年はまっすぐ視線をそらさない

その姿はまさしく彼自身がお日様のようで

「ヒソカ、俺 此処にいるから」

「?★」

「俺は壊されないよ。ヒソカにも、他の誰にも」

額がコツンと重なり 少年はにっこりと笑った


「・・・・・・・◆」

それをきいてなんだか気恥ずかしいというか、むずがゆいというか
表情にはださないものの、ぞわぞわとせすじからのもってくるものがある

やられた


「ゴン・・・僕、寝言いったのかい?」
「まあね、うなされてた。 ずっと俺の名前呼んでたけど、」

少し照れながらいう彼は慣れた様子で

「・・・・・・もしかして、よくあることなのかい?◆」
「え、ヒソカが夜中に泣きながら抱きついてくること?? しょっちゅうじゃん。」
「・・・・・・・・・・・・・。」

「でもね、俺うれしいんだよ。」
「そうかい★じゃあ 僕はもう一眠りするとするよ」
「えっ、えー!寝ちゃうの?もしかして怒った??」
「違うよ◆ほら、寝るよ♪ 夢を見直すんだ、」



夢、なんかずっとみないで過ごしてきた

つもりだったんだけど ねぇ

本当はみていたのかも、しれないね

「君と、一緒に」




これからもずっと生きていきたい、だなんて


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トモコレでヒソカとゴンが付き合いだした記念。

ヒソカが弱い、けど
ヒソカの信じられないようなところをゴンにだけはみて受けとめて欲しい的な願望があるんだよねぇ
ヒソカさんは欲しいものができた途端相反して色々トラウマとかもあるひとだろうからごちゃごちゃになって
悪夢をみて何日かに一変パニックに陥ったりするとかそういう話でした。

ガッシュの清麿受小説かいてたら消えたんだよねぇ、ショック。
そういう暗い気持ちもこもってこうなってしまったんでしょうか。

修正したけどあまり変わらん。文才がないところは開き直るべし。

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それなんてご馳走(イルゴン。

2009/10/14(Wed)02:48


食事なんて自動的だ
みためも味も関係ない
栄養がとれたらいい
腐ってても毒が入ってても

ただ

運ばれてくるものをひたすら口にいれてのみこむだけ

流れ作業だ



次、から次へ、と




ぱしっ、


ぴた。




フォークを手ごととめられた


小さな手、弟と同じ歳の子供



「それ、変なにおいするよ」

そういって皿を避ける

そうだね、多分毒が入ってる
でもすごくうまく誤魔化してあるみたいだけど

犬みたいな鼻だな



あ、しかし勿体無い

食べなきゃ

「大丈夫。俺身体丈夫だから」
「でも」
「なに?」
「うーん…」

「邪魔しないでくれないかな?」

身体に食べ物を与えなきゃ

もっと良く動くように
長く体力がもつように

たくさん【仕事】がこなせるように


俺がやらなきゃ オニイチャンなんだし
ゾルディック家の


「そんな顔して食べるの、みてられないよ」
「俺は元々こういう顔なんだけど」

「でも」
「だからなに?」

「きっとおいしくないものよりおいしいもの食べたほうがうれしいよ」


オイシイってなんだ

ウレシイってなに?



「じゃあ教えてよ。」
「へっ?」
「オイシクてウレシイもの」


かたん


立ち上がる


握るものをフォークから子供の手にかえて

「さあいくよ」
「えっ、あ…うん。」

子供が考えつつ頷いたのでそのまま部屋をでようとしたら
いつの間にいたのか、友人が入り口で酷い殺気を放っていた

「やあヒソカ」
「や★どこにいくんだい?」
「ゴハンを食べに。」

「キミが今つかんでるのが、一番のご馳走なのに◆」
「オイシクてウレシイ…ゴチソウ?」

見下ろすと困った表情で子供はうろたえていた


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此処はどこ(笑。
どっかの街の食事処ということで

真面目なゴンとそれなりに考えるイルミとKYな上に親父みたいなことをいいだすヒソカとそれについて真剣に考えるイルミとドン引きのゴン…でした(ナニソレ。

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